皆さんこんにちは。
通信機器レンタルのププルです。
2016年~2017年とVR関連のサービス・エンターテイメント施設などが世間をにぎわせました。
ただ、まだまだVRはエンタープライズ向けで個人利用という目的ではそれほど普及していない印象です。
2018年以降発売予定のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)は価格面・スペック面においてもますます個人利用に向け広まりそうな予兆を感じます。
そこで今回は2018年に発売予定の新型HMDの情報を紹介したいと思います。
1.Oculas GO -Oculas
OculasからOculas Riftの次世代機となるスタンドアロン型のHMDが発表されました。
従来のOculas Riftは外部PCとケーブルで接続が必須となっておりましたが、今回発表されたOculas Goは外部PCにあたる部分もゴーグルの中にすべて集約されています。(=スタンドアロン型)
プラットフォームは従来機同様Oculasとなり、GearVRのコントローラーとも互換が可能です。
弊社でも取り扱っているGearVRのスマホが不要版といった位置づけです。
価格は199ドル~、Galaxyを買ってGearVRも買ってとなると中古でも少なくとも5万はかかりますからこれひとつで楽しめるとなるとかなり手が届きやすい存在になりますね。
Oculus社によると2018年初頭に消費者向けに発売開始とのことですが、日本での発売は未定です。
2.Daydream View -Google
GoogleのDayDream Viewの第二世代でプラットフォームはDayDreamとなります。
旧世代に比べ、視野角が拡大&着け心地が向上しています。
持っているスマホをゴーグルに嵌めるだけで気軽にVRが楽しめます。
スマホをはめこむタイプのゴーグルはこれまでGoogleのCardBoardやサードパーティ製のゴーグルなども多数ありますが、端末のスペックによってはレイテンシー(視線を動かした際に発生する描画の遅延)が発生し、酔ったり、没入感が弱く感じられるケースもありました。
人間が酔いや違和感を感じないレイテンシーのレベルは20ミリ秒以下と言われておりますが、
最近アップグレードがあったAndroidN(8.0)ではレイテンシーを20ミリ秒へ抑える「VRモード」が組み込まれており、対応スマホであればどんなものでもハイクオリティなVRが楽しめる仕様となっております。
VR再生時の端末の発熱問題に対してもうまく熱を逃がすように対策が施されているようです。
価格は99ドル~
Googleによれば日本国内でもGoogle Storeで販売予定とのこと、発売時期は未定です。
3. Visor – Dell
Visor(バイザー)はWindows Mixed Reality をプラットフォームとするDellのHMDです。
「MR」(Mixed Reality)と呼ばれる技術を売りとしており、今後注文される分野でもあります。
VR(Virtual Reality)は完全にバーチャルな空間を映し出す技術なのに対して、
AR(Augmented Reality)はポケモンGOでおなじみの現実空間にバーチャルな映像を載せる技術、
MRはその中間の技術で線引きが難しいところもありますが、、、VRとARのいいとこ取りといったような技術です。
MRの世界では、現実世界とバーチャル映像が相互に影響します。
下記の動画にもあるようにゴーグル越しの空間に家具を配置できたり、ものの形を認識して画面上に説明文を表記できたりもします。
各種通販サイトや家電量販店ではコントローラー付属で税込53,460円。発売日は2017年12月9日の予定です。
Windows Mixed Reality対応HMDはDELL以外にも各社から発売予定で、2018年は特にMRの普及が目まぐるしそうです。
4. VIVE Focus? Vive Eclipse ?- HTC
HTCが開発しているHMDもスタンドアロン型のHDMです。
名称がVIVE Foces になるか、Vive Eclipse になるかと憶測が飛び交っている状況です。
プラットフォームはDayDreamとなるとのこと。
新VIVE の一味違う点としては、スタンドアロン型でありながら「WorldSense」という空間認識のテクノロジーにより、VIVE同様ルームスケール(方向の認識だけでなく、移動もできる)のVRが楽しめる点です。
価格は400~600ドルとされています。
以上、2018年注目のVRデバイス(HMD)4つをご紹介しました。
テクノロジーの進化はすごいですね。
スマートフォンも10年前はここまで世の中に浸透するとは想像もできませんでしたが、いまでは多くの人にとって必要不可欠な存在となっています。
VRは現在はヘッドマウント型が多いですが、数年後には小型化も進んで、サングラスのようなVRデバイスがスマートフォンのように当たり前の存在として浸透していくのかもしれませんね。
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