携帯電話選びのポイント:スマホ vs フィーチャーフォン

法人携帯レンタル

企業で携帯電話の購入やレンタルを検討するときに、スマホとフィーチャーフォン(ガラケー)で迷っていませんか。

スマホの普及が進んでいるとはいえ、今でもなおフィーチャーフォンが流通しているのはメリットがあるからです。

この記事では携帯電話選びで悩んでいる人のために、スマホとフィーチャーフォンの違いを比較して紹介します。

スマホとフィーチャーフォンの違いを徹底比較

スマホとフィーチャーフォンは機能や仕様の違いが大きいので、十分に比較してよりニーズに合っている方を選ぶことが大切です。

スマホとフィーチャーフォンの違いを項目別に見ていきましょう。

主要な機能

主要な機能についてはスマホとフィーチャーフォンでは大きく異なります。

スマホはアプリ機能を重視しているのが特徴で、モバイル利用できるパソコンというイメージで設計されています。

電話番号による通話もできますが、LINEなどの通話に対応しているアプリを利用して音声による通信をすることも可能です。

メールアプリを使用すれば、キャリアメール以外にもGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用できます。

データ通信のみの契約も可能なので、通話に使わずにアプリ利用の目的で使用することもできるのが特徴です。

一方、フィーチャーフォンは通話機能が中心です。

付帯機能としてキャリアメールの送受信やインターネットの利用ができますが、いわゆる携帯電話というくらいのシンプルな機能性になっています。

機種やキャリアによっては「おサイフケータイ」などのキャッシュレスシステムが利用可能なものもあります。

通信回線

通信回線はスマホでは更新が続いています。スマホでは4G回線が主流で、5G回線への対応も多くなってきています。

フィーチャーフォンでは3G対応が主流なので、データ通信の速度などの機能面を考慮するとスマホが優れています。

また、三大キャリアでは以下のスケジュールで3Gのサービスが終了する予定です。

  • au:2022年3月末
  • ソフトバンク:2024年1月下旬
  • ドコモ:2026年3月31日

この流れを受けて4Gガラケーやガラホ、ケータイと呼ばれる端末も登場しました。

ガラホは見た目や仕様はフィーチャーフォンと似ていますが、スマホと同様にAndroidのOSが入っていてアプリを使用できるようになっています。

回線も4Gを使用していて、当面は継続して利用できる携帯電話といえそうです。

UI(ユーザーインターフェース)

スマホはタッチパネル式のUIになっていて、直感的に操作できるのが特徴です。

ディスプレイが大きく設計されていて、画面の拡大や縮小にも対応しています。ただ、タッチパネルの操作に慣れていないと使いづらいのはデメリットです。

フィーチャーフォンはテンキーによる入力なのでわかりやすいUIです。ディスプレイが小さくて見づらい、タッチパネルに慣れると操作の柔軟性がないというのが悩みになります。

デバイスの価格

スマホとフィーチャーフォンでは本体価格に大きな差があります。

メーカーやスペックによって価格は違いますが、フィーチャーフォンなら1万円~5万円で購入できるのに対して、スマホは3~10万円が一般的な価格帯です。

法人で多数の端末を購入するときには大きな差になるので注意が必要です。デバイス価格が高い影響で、レンタル価格もスマホの方がフィーチャーフォンよりも高くなっています。

スマホとフィーチャーフォンの選び方

スマホとフィーチャーフォンで迷ったときには何を基準にして選ぶと良いのでしょうか。

ここでは選び方のポイントを紹介します。

通話のみならフィーチャーフォン

もし通話しか使わないのであれば、フィーチャーフォンがおすすめです。

デバイスの単価が低いのでまとめて購入やレンタルをするのにも向いています。

業務連絡やイベントのときに、スタッフ間で通話するための携帯電話をレンタルするならフィーチャーフォンで十分でしょう。

メール・SMS・アプリを使うならスマホ

メールやSMSを利用する場合や、アプリを使用する場合にはスマホがおすすめです。

業務アプリを利用して勤怠管理をしたいと考えていたり、チャットでの情報共有を導入を検討しているときはスマホを選びましょう。

ガラホでも対応できる場合がありますが、操作性や利便性でスマホには敵いません。SMSで緊急連絡網を作成する場合にはスマホを選びましょう。

コストの比較をする

コスト削減をしたいというシーンでは比較検討が必要です。

フィーチャーフォンはデバイスの単価が安いだけでなく、契約する場合にも月額料金が安いことがほとんどです。

ただ、通話やデータ通信が多い場合にはスマホのかけ放題プランなどを利用した方が安いこともあります。

また、法人が利用するときにはスマホアプリで業務効率を上げられれば、結果的にコストパフォーマンスが上がることも考えられます。

どちらを選ぶべきか総合的に考えて、コスト削減になる方を選びましょう。

まとめ

スマホとフィーチャーフォンの特徴を比較すると一長一短で、一概に一方が優れているとは言えません。

通話だけならフィーチャーフォンでも十分ですが、アプリを活用するならスマホが必要になります。

一時的な通話目的の利用ではフィーチャーフォンにも料金が安いメリットがありますが、継続的に携帯電話を使用するのであれば、回線の対応状況も加味してスマホにした方が良いでしょう。

用途に合わせてスマホかフィーチャーフォンかを選ぶことが大切です。

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