携帯電話が故障したときには、携帯ショップや修理店に行って直すことになります。
しかし、一度修理に出すと手元に戻ってくるまでに何日もかかる上に、費用もかさんでしまいます。
できることならDIYで修理したいと思うかもしれませんが、自分で修理することによって伴うリスクがあります。
そこで、この記事ではDIYで携帯電話の故障をDIYによって解決するときに気を付けるべきことを解説します。
目次
【注意】DIYで故障した携帯電話を直すリスク
携帯電話の故障を、DIYで解決しようとしたときのリスクをまずは理解しておきましょう。
状況が悪化するリスク
DIYで携帯電話を修理しようとすると、状況が悪化するリスクがあることは理解しておきましょう。
インターネットで調べると、故障の直し方を動画で調べられるようになりました。
動画内では簡単そうにやっているので、自分でも直せそうだと思うかもしれません。
しかし、実際にやってみると意外に難しく、ショートを起こしたり、配線を切ってしまったり、うまく取り付けられなくて別の不具合が追加的に発生する場合があります。
どうしようもなくなって修理に出さざるを得なくなり、DIYをしなかったときよりも修理費が高くなるリスクがあります。
補償を受けられなくなるリスク
携帯電話の故障をDIYで直せたとしても、メーカー保証などの各種保証の対象外になるリスクがあります。
購入時の初期不良の保証やキャリアによる補償サービスでは、通常の使用をしたときのみ保証しています。
携帯電話を分解して修理する行為は通常の使用外になるため、DIYで修理しようとした痕跡が見つけられたら補償を受けられなくなるリスクがあります。
DIYで直せなかったら補償を使おうという考え方は通用しないので、よく検討した方がよいでしょう。
違法になるリスク
携帯電話をDIYで修理すると、違法になるリスクがあります。
携帯電話には、総務省の技術基準適合証明マークが付けられています。
これは、無線技術を使用している機械が付けるマークです。
技術基準に適合していない機械で無線を使用すると電波法違反になります。
携帯電話のハードウェアをDIYで改変すると、基準に適合しているかどうかがわかりません。
設計が変わったときには適合しなくなる可能性があるため、無線通信に使用すると違法になるリスクがあります。
DIYで携帯電話を修理するときのポイント
DIYで携帯電話を修理すると、いろいろなリスクがあるということが分かったと思います。
ただ、故障した携帯電話の修理はDIYでもできる範囲があるので、修理を依頼する前に試してみましょう。
ここでは携帯電話のDIYによる修理のポイントを、やるべき順序に沿って紹介します。
ソフトウェアのトラブルシューティングをする
携帯電話が故障したと思う状況にはいろいろあります。
画面割れなどの物理的な破損でないなら、まずはソフトウェアのトラブルシューティングをしましょう。
電源が入るならOSや、アプリのアップデートをするだけで不具合が解消する場合があります。
容量不足で不具合が起きていることもあるので、ストレージが減っているときには不要なアプリやデータを削除して再起動してみましょう。
付属品の故障の可能性をDIYで解決する
ソフトウェアのトラブルシューティングで解決しないときには、携帯電話本体よりも先に付属品の故障の可能性を疑いましょう。
初歩的なことですが電源が入らないときには、充電がうまくいっていない場合があります。
ケーブルや電源アダプターを他の機器に接続して動作を確認し、不具合があるなら買い替えましょう。
携帯電話で動画や音楽を流しても音が聞こえないというときには、イヤホンやヘッドセットが壊れている可能性があります。
携帯電話から直接音が出るかをまずはチェックしましょう。
音が出ないなら本体の不具合と考えられますが、音が出るならイヤホンやヘッドセットの故障の可能性もあります。
Bluetooth接続の機器の場合には、他のBluetooth機器を使って正常に動作しているかも確認しましょう。
ハードウェアの故障はDIYをしない
ソフトウェアに問題がなく、付属品にもトラブルが見られないときには携帯電話本体の故障の可能性が高いでしょう。
基板やバッテリーの劣化、画面の割れなどの故障のときにはDIYで修理すると違法になるリスクがあります。
バッテリーの交換はショートを起こして基板を壊すリスクもあるので、DIYでの修理は避けましょう。
ソフトウェアと付属品のトラブルシューティングをして解決できなかったら、正規店に依頼して修理するのが安全策です。
ハードウェアの故障が疑わしいとわかった時点で、キャリアのショップやメーカーに相談して修理しましょう。
まとめ
携帯電話の故障は、DIYで解決できる範囲が限られています。
ソフトウェアの故障、周辺機器の故障をまず考えてDIYで解決を試みましょう。
携帯電話のハードウェアの問題の可能性が高いとわかったら、DIYを諦めて正規店に修理を依頼するのが賢明な判断です。
簡単に修理できると思って安易にやってみると、取り返しのつかないこともあるので修理に出すことをおすすめします。
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