ビジネス用にスマホが必要になったとき、レンタルサービスを利用すると便利です。
一方で、スマホを購入して使用するという選択肢もあるため、レンタルと購入のどちらが適しているか悩む人も多いでしょう。
この記事では、法人向けスマホレンタルサービスのメリットとデメリットを解説し、おすすめの活用シーンを紹介します。
さらに、レンタルの際におすすめのサービスと選び方も説明するので、ぜひ参考にして利用を検討してみてください。
目次
法人向けのスマホレンタルサービスとは
法人向けのスマホレンタルサービスは、サービス提供業者が所有しているスマートフォン本体やSIMカードを、企業が必要な期間だけレンタルできるサービスです。
業務で使用するスマートフォンや携帯電話を一時的に利用する際に便利です。
レンタルと購入の違い
スマホレンタルとスマホ購入の大きな違いは、本体の所有権にあります。
レンタルの場合、利用期間が終了すればスマートフォン本体とSIMカードを、サービス提供業者に返却します。
一方、購入の場合は、本体の所有権が企業に移ります。
SIMカードに関しては、レンタル・購入ともに契約期間中は通信サービスを利用できますが、契約終了後は通信できなくなります。
ただし、購入の場合は契約終了後もSIMカードを返却する必要はありません。
また、契約期間にも違いがあります。法人向けのSIM契約は通常、年単位の契約で毎月の利用料を支払うのが一般的です。
それに対し、レンタル契約では1日や1ヶ月単位での短期契約が可能です。
短期間の利用ニーズに対応しやすいのが、レンタルサービスの特徴と言えるでしょう。
レンタルとリースの違い
リースは、リース会社との長期的な賃貸契約を結ぶ方法です。
レンタルでは、原則としてスマートフォン本体の保守はサービス提供会社の責任となりますが、リースの場合は契約者が保守を行う義務があります。
また、リースは通常、数年間の長期契約が多いのが特徴です。
リース期間を定めて毎月リース料を支払い、期間終了時に購入するか、あるいは契約満了時の残存価値を精算する契約が一般的となっています。
法人向けのスマホリースサービスでは、過去に1日から利用できるサービスもありましたが、現在ではほとんどのリースサービスが中止されている状況です。
法人と個人の端末レンタルの違い
法人向けと個人向けの端末レンタルの主な違いは、契約主体が法人名義か個人名義かという点です。
ただし、法人向けのスマホレンタルサービスでは、法人利用に特化したサービスやオプションが提供されている場合があります。
利用可能な機種に違いはありませんが、法人契約の方が、レンタルできる端末数の制限が緩やかなのが一般的です。
例えば、ドコモの個人向けスマホレンタルサービスでは最大5台までの制限がありますが、法人向けでは特に制限が設けられていません。
また、法人向けサービスでは、セキュリティ対策や特定のSNS利用制限などの設定、端末のキッティング(初期設定)サービスが提供されることもあります。
法人向けのスマホレンタルサービスでかかる料金
法人向けのスマホレンタルサービスにおいて、料金体系はサービス提供業者ごとに異なります。
一般的に、以下のような料金が発生します。
- レンタル料金
- 保守料金
- 初期費用
- 配送料・返送料
- 通話料・データ通信料
- 違約金
- 損害金
レンタル料金と保守料金は、契約期間に応じて発生する定額の費用です。
初期費用と配送料は契約開始時に必要となり、返送料は契約終了時にスマートフォンを返却する際にかかります。
通話料とデータ通信料は、スマートフォンの実際の使用状況に応じて発生する従量制の料金です。
ただし、一部のサービス提供業者では、通話やデータ通信の定額プランを用意している場合もあります。
違約金は、最低レンタル期間が設定されているサービスにおいて、契約を途中で解約した場合に請求されることがあります。
損害金は、レンタル中のスマートフォンを紛失したり、破損したりして返却できない場合に、ペナルティとして支払いを求められる費用です。
法人向けスマホレンタルサービスを利用する際は料金体系を理解し、想定外の費用が発生しないようにしましょう。
法人携帯・スマホをレンタルするメリット
法人でスマートフォンをレンタルするときは、購入と比較して多くのメリットがあります。
ここでは、レンタルを選ぶ9つのメリットを紹介します。
短期間の利用なら購入よりも費用を抑えられる可能性がある
法人向けのスマホレンタルサービスでは、短期間の利用において費用を抑えられる可能性が高いことがメリットです。
新しいモデルのスマートフォンを購入する場合、1台あたり数万円から十数万円の費用がかかります。
一方、レンタルでは高額なスマートフォン本体の購入費用が不要です。
また、1日単位の短期契約が可能なため、数日から1ヶ月程度の利用では購入と比べて費用を抑えられることがほとんどでしょう。
用途に応じて費用対効果の高い機種やプランを選べる
法人向けのスマホレンタルサービスでは、多様な機種やプランが用意されているため、スマートフォンの用途に合わせた選択をすることで費用対効果を高められます。
レンタルサービスには、通話とデータ通信の両方に対応したプランだけでなく、通話のみやデータ通信のみのプランも用意されています。
Wi-Fi環境下で主に利用する場合は、データ通信のみのプランを選択し、アプリを使って通話することで費用を抑えられます。
また、通話のみの用途であれば、多少古い機種でも音質に問題がない範囲で選ぶことで、さらにレンタル料金を抑えられます。
用途に合わせて最適な機種とプランを組み合わせることで、費用対効果を最大限に高められるでしょう。
大量のレンタルにも対応している
法人向けのスマホレンタルサービスの大きなメリットの一つに、多数の端末をすぐに用意できる点があります。
全従業員にスマートフォンを貸与する場合や、体験イベントで参加者全員分のスマートフォンが必要な場合など、数十台から数百台規模の端末を準備しなければならないこともあるでしょう。
購入する場合、在庫不足で手配できなかったり、費用が高額すぎるといった問題が生じる可能性があります。
しかし、大手のレンタルサービス提供業者なら、このような大規模な手配にも柔軟に対応してくれます。
利用期間に合わせてレンタル契約ができる
スマホレンタルサービスでは最短1日からの契約が可能なので、期間限定の利用ニーズに対して費用対効果を高められます。
個々の端末ごとにレンタル契約を結べるため、必要な時にはレンタル期間の延長も申し込めます。
例えば、イベントが雨で順延になった場合でも、契約を延長して端末を継続して使用できるので安心です。
利用期間を必要最小限に抑えることで、レンタル料金の削減にもつながります。
最短即日でレンタルを開始できる
スマホレンタルサービスを提供する業者の多くは、迅速な対応を心がけており、最短で即日に端末を発送してくれます。
レンタルの申し込みを行い契約を交わした後、在庫がある機種であれば、即日または翌日には発送されるのが一般的です。
業者によっては、店頭での受け取りにも対応しています。
ただし、キッティング(初期設定)作業を依頼する場合は、多少時間がかかることがあります。
それでも、最短即日での利用開始が可能なのは、スマホレンタルサービスの大きなメリットと言えるでしょう。
突発的なニーズや、急な不具合への対応にも役立ちます。
スマホが資産にならないので経理処理をしやすい
スマホをレンタルする場合、購入した場合とは異なり、資産計上する必要がありません。
特に、最新のiPhoneのように10万円以上の高額機種を購入した場合、少額減価償却資産として扱う必要があります。
これにより、減価償却費の計上や資産管理などの経理処理が発生します。
多数のスマホを異なるタイミングで購入すると、それぞれの端末ごとに経理処理を行う必要があり、負担が大きくなります。
レンタルであれば資産管理の手間を省くことができるため、経理処理の簡素化という点で有利と言えるでしょう。
故障時に代替機を用意してもらえる
スマホをレンタルしている場合、本体の自然故障による不具合が発生した際には、代替機を提供してもらえます。
水没などが原因で故障した場合でも、契約内容によっては無償で代替機を送ってもらえることがあります。
自己責任による破損や紛失の場合は、一般的に損害金が発生しますが、必要に応じて代替機を準備してもらえるため、業務に支障をきたすリスクが低いのがメリットです。
レンタルサービスを利用することで、故障時のトラブルにも迅速に対応できるため、業務の継続性を確保しやすくなります。
ヘルプデスクによるサポートがある
法人向けのスマホレンタルサービスでは、ヘルプデスクが用意されていることが多く、利用者が困ったときには問い合わせて対応してもらえます。
社内のIT部門やヘルプデスクが対応する必要がなく、従業員自身がレンタルサービス提供業者のヘルプデスクに直接連絡して対応してもらう仕組みにできます。
これにより、社内の負担を軽減しつつ、レンタルしているスマホに特化した専門的なサポートを受けられるのが大きなメリットです。
業務で使用する上で不明点や問題が生じた際に、迅速かつ的確なサポートを受けられるため、円滑な業務遂行に役立ちます。
法人携帯・スマホをレンタルするデメリット
法人がスマホをレンタルする場合、購入する方法と比べていくつかのデメリットがあることは理解しておく必要があります。
ここでは、法人がスマホをレンタルする際のデメリットについて説明します。
長期的には費用が高くなる可能性がある
法人向けのスマホレンタルサービスは、法人携帯を購入する場合と比較して、必ずしも安くなるとは限りません。
数ヶ月から数年にわたる長期間の利用では、法人携帯を購入した方が結果的に安上がりになることが多いでしょう。
レンタル料金は、SIMカードの契約料金と比べると、日割り計算では割高になる傾向があります。
従業員に貸与し、退職するまで長期的に使用させるような場合には、レンタルは向いていません。
レンタル期間が長くなればなるほど、累積のレンタル料金が端末の購入価格を上回る可能性が高くなります。
ただし、技術の進歩が速いスマートフォンの特性上、長期間同じ端末を使い続けることは現実的ではない場合もあります。
その点も考慮して、購入とレンタルのコストを比較検討することが大切です。
希望する端末を必要数手配できない場合がある
法人向けのスマホレンタルサービスでは大口の手配にも対応していますが、希望する端末を必要数揃えることが難しい場合があります。
在庫不足により希望の機種が揃わず、すぐに手配できないことがあるので注意が必要です。
レンタル用の端末には中古品が使用されていることが多いため、大量に手配する際には大手のレンタルサービス提供業者を選ぶことで、必要数を確保しやすくなるでしょう。
ただし、レンタルサービス提供業者の在庫状況は常に変動するため、希望する端末が必ず手配できるとは限りません。
特に、新機種や人気機種の場合、在庫が限られている可能性があります。
そのため、レンタルサービスを利用する際は、ある程度の機種の柔軟性を持つことが重要です。
利用終了後に返却しなければならない
レンタルサービスを利用する際のデメリットの一つに、利用期間終了後の返却プロセスがあります。
スマホのレンタルと購入のどちらでも端末の受け取りは必要ですが、レンタルの場合は契約終了時にスマホを返却しなければなりません。
一方、購入した場合は、契約終了後も返却する必要はありません。
レンタル期間終了後は、通常宅配便で指定された宛先にスマホを返送する手続きが必要となり、手間がかかります。
従業員に返送を任せた場合、返送を忘れてトラブルになることもあるため注意が必要です。
返却プロセスを管理する担当者を設けるなど、社内での管理体制を整えることが重要でしょう。
途中解約で違約金がかかる契約がある
最低契約期間が設定されているスマホレンタルサービスでは、期間満了前に解約すると違約金が発生する場合があります。
短期レンタルに特化したサービス提供業者では問題になりませんが、月単位の契約の場合、2年程度の契約期間が設けられていることがあるので注意が必要です。
例えば、2年契約を6ヶ月で途中解約した場合、残りの1.5年分のレンタル料は不要になります。
ただし、違約金が高額であったり、残余期間のレンタル料の支払いを求められたりすることもあります。違約金の有無や金額を契約前に確認しておくことが重要です。
長期的な利用が見込まれる場合は、違約金の条件を考慮した上で、購入とレンタルのコストを比較検討することをおすすめします。
故障時にショップでは修理を受けられない
レンタルしたスマホが故障した場合、一般的なショップでは修理を受けられないことに注意が必要です。
法人携帯を購入した場合は、購入店や同じキャリアのショップで修理対応を受けられますが、レンタルの場合は、レンタル契約を結んだサービス提供業者にサポートを求める必要があります。
故障したスマホを業者に送付し、修理対応を受けた後に返送してもらう流れになったとき、その間スマホを使用できない期間が発生します。
代替機をすぐに手配してもらえる業者を選ぶことで、故障時の業務への影響を最小限に抑えられるでしょう。
レンタルサービスを利用する際は、故障時のサポート体制についても確認しておくことが重要です。迅速な対応が得られるかどうかが、業務の継続性に大きく影響します。
紛失や盗難の際の損害金が大きい
レンタルしたスマホを紛失したり、盗難に遭ったりした場合、損害金の支払いが発生します。
損害金は端末の価格に応じて数万円に上ることがあり、万が一の際の費用負担が大きくなるのがデメリットです。
サービス提供業者によっては、レンタル期間満了後の返却の遅れを未返却と判断されて、損害金を請求されることもあります。
有料の補償オプションに加入することで、損害金が発生しない場合もありますが、基本的には利用規約に従って費用を負担しなければなりません。
従業員に貸与する際は、徹底した管理を求める必要があります。
紛失や盗難のリスクを軽減するために、端末の管理方法を社内で確立し、従業員教育を行うことが重要です。
また、リスクを分散するために、端末の保険加入を検討するのも一つの方法でしょう。
利用制限が問題になる可能性がある
法人向けのスマホレンタルサービスでは、ビジネス利用に適した環境を提供するために端末本体に機能制限が設けられている場合があります。
キッティングを依頼した際に、標準で設定されてしまうこともあるので注意が必要です。
機能制限は、従業員に貸与したスマホのプライベートでの使用を防ぐために重要ですが、SNS利用の制限や着信転送の設定制限など、業務に必要な機能が制限されている可能性があります。
必要な設定であれば問題ありませんが、不便が生じる場合は、設定の解除が可能かどうかを確認することが大切です。
レンタルサービスを利用する際は、提供される端末の機能制限について詳しく確認し、業務に支障がないかを検討しましょう。
法人向けスマホレンタルが役に立つシーン
法人向けスマホレンタルサービスの有用性は、活用するシーンによって異なります。
ここでは、スマホをレンタルすることが特に役立つ代表的なシーンを紹介します。
イベントを開催するとき
数日程度のイベントを開催する際に、スマホのレンタルサービスは大変便利です。
例えば、商品やサービスの販促イベント、新卒者向けや転職者向けの就職フェア、セミナーの開催などの場面では、スタッフ間の連絡が欠かせません。
短期間の利用であれば、必要な台数をレンタルする方が購入するよりも費用を抑えられます。
イベント期間中の一時的な需要に対して、レンタルサービスを活用することで効率的にスマホを調達できるでしょう。
また、イベント会場での紛失や破損のリスクを考えると、自社の資産であるスマホを使用するよりも、レンタル端末を利用する方が安心です。
万が一の際も、損害金を支払うことで対応できます。
イベント開催時のスマホレンタルは、コストの最適化とリスク管理の両面で効果的な選択肢と言えるでしょう。
地域行事や選挙で連絡手段を用意したいとき
地域のお祭りなどの行事や、選挙活動における連絡手段としてスマホが必要な場合、レンタルサービスを利用するのが賢明です。
これらのイベントは通常、数日間から数週間程度の期間で行われるため、購入するよりもレンタルの方が費用を抑えられます。
スタッフ間の連絡用として、通話のみのプランでスマホをレンタルすれば、トラブル発生時にも柔軟に対応できるでしょう。
データ通信が不要な場合は、通話機能に特化したプランを選ぶことで、さらに費用を最適化できます。
また、選挙活動では公職選挙法による規制もあるため、レンタルスマホを活用することで、コンプライアンス上の問題を回避しやすくなります。
出張時の利用
出張に行く従業員との連絡手段としてスマホを貸与する際、出張期間に合わせてレンタルを利用することで費用対効果を高められます。
国内出張の場合、従業員が個人で所有する携帯電話やスマホを使うこともできますが、通話料の精算が煩雑になる可能性があります。
海外出張では、個人の端末では通話できないケースも多いでしょう。
法人向けスマホレンタルサービスを利用すれば、国内外を問わず利用可能なスマホを手配できます。
また、経費精算の手間も削減できるため、業務の効率化にもつながります。
出張時のスマホレンタルは、従業員との円滑なコミュニケーションを確保しつつ、経費管理を簡素化できる合理的な方法と言えます。
リモートワークに対応したいとき
近年、働き方改革の推進に伴い、多様なワークスタイルが広まりつつあります。
リモートワークはその代表例ですが、オフィス以外で働く従業員との連絡手段の確保に悩む企業も多いでしょう。
この問題を解決するために、スマホのレンタルサービスが役立ちます。
リモートワークを行う従業員にレンタルスマホを貸与することで、いつでも連絡を取れるようになります。
従業員もスマホを介して通話、チャット、メール、メッセージなどの手段で気軽に連絡を取れるため、安心して業務に専念できます。
レンタルスマホは、リモートワーク用の端末として必要な機能を備えていることが多く、社内のシステムとの連携も容易です。
また、セキュリティ面でも会社の方針に沿った設定が可能です。
短期スタッフを雇用するとき
短期雇用のスタッフとの連絡手段を確保したい場合にも、スマホのレンタルサービスが役立ちます。
アルバイトや契約社員、インターン生、出向社員など、様々な形態の短期スタッフを受け入れる際に適しています。
建設現場や土木工事などでは、日雇い労働者を雇用する機会も多いでしょう。
そのような場合にも、レンタルスマホを用意することでスタッフとの連絡がスムーズになります。
三大キャリアの法人向けスマホレンタルサービス
NTTドコモ、ソフトバンク、auの三大キャリアは、それぞれ法人向けのスマホレンタルサービスを提供しています。
なお、Y!mobileもソフトバンクと同様の仕組みで端末レンタルサービスを提供しています。
また、四大キャリアの一つとして人気の楽天モバイルでは、法人向けのSIM契約は可能ですが、端末レンタルは行っていません。
ここでは、信頼性が高く人気のある三大キャリアの法人向けレンタルサービスを紹介します。
ドコモの法人向け携帯電話・スマホレンタル料金・特徴
- 1日の短期からスマホをレンタルして利用を開始できる
- わかりやすい料金体系で予算を立ててレンタルしやすい
- シーンに応じたオプションプランが豊富にある
ドコモの「モバイルレンタルプラス」は、法人向けに短期から長期まで、シンプルな料金体系で利用できるスマホレンタルサービスです。
レンタル料、配送料、通話料、データ通信料の料金システムが明確に定められています。
1日からレンタルできるのは三大キャリアの中でもドコモだけであり、注目すべきポイントと言えます。
ドコモでは、5分間無料通話、かけ放題、国際発信などの通話に関するお得なプランや、パケット量の拡張などのオプションが用意されています。
用途やシーンに合わせてプランを選択することで、費用対効果の高いスマホレンタルサービスを利用できます。
レンタル料金 | 音声プラン
1日目3,300円、2日目以降550円/日 スマホプラン 1日目6,050円、2日目以降550円/日 |
保守料金 | なし |
auの法人向け携帯電話・スマホレンタル料金・特徴
- 専用ヘルプデスクが365日対応をしていて安心して使える
- iPhoneとiPadではAppleからの公式サポートを受けられる
- バッテリーの不具合などのトラブルに迅速対応で費用が余計に発生しない
auは、サポート体制が充実した法人向けスマホレンタルサービスを提供しています。
年末年始や土日祝日を含む365日対応(9時~21時)の専用ヘルプデスクがあり、Apple製品については公式サポートも受けられます。
スマホの故障時には代替機を翌日に届けるサービスもあるため、トラブルによる業務への影響を最小限に抑えられるのが魅力です。
auのスマホレンタルサービスでは、レンタル料金、期間、保守などについては見積もりが必要ですが、業務支援ソリューションの一環として提供されているため、柔軟な対応が期待できます。
企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能であり、きめ細やかなサポートを受けられるでしょう。
レンタル料金 | 要見積もり |
保守料金 | 要見積もり |
ソフトバンクの法人向け携帯電話・スマホレンタル料金・特徴
- 法人向けの多機能なパックサービスが充実している
- 用途や管理方法に合わせてレンタルしやすい
- 24時間365日対応のヘルプデスクを利用できる
ソフトバンクは、法人が快適に利用できるように、多彩なパックサービスを提供しています。
iPhone、iPad、4Gケータイなどの機種に対応した基本パックがあり、セキュリティ対策、安否確認機能、メッセージの一斉送信など、様々な機能が搭載されているのが特徴です。
保守パックのサービスや24時間365日対応のヘルプデスクによるサポートもあるため、安心して利用できます。
プランによってレンタル期間は異なりますが、2年契約の場合、無料期間と24ヶ月の初期レンタル期間が設定されており、その後は6ヶ月単位で再レンタルが可能です。
長期的な利用を検討している企業にとって、便利で柔軟性のあるサービスと言えるでしょう。
レンタル料金 | 要見積もり |
保守料金 | レンタル保守パック100円~475円/回線 |
【短期OK・三大キャリア以外】法人におすすめのスマホレンタルサービス
三大キャリアの中では、短期間のレンタルができるのはドコモだけです。
イベントなどで数日間だけスマホを利用したい場合、ドコモ以外の選択肢も検討する価値があります。
ここでは、三大キャリア以外の法人におすすめのスマホレンタルサービスを紹介します。
ププル
- 20万件以上の圧倒的な実績と90%以上のリピート率を誇る
- 取り扱いレンタル商品が豊富で、VR機器やオンライン配信機器も借りられる
- イベント目的やアプリ検証用のプランが充実しており、リーズナブルに利用できる
ププルは、携帯レンタル業界の先駆者であり、業界トップクラスの実績と安定した供給力を持っています。
スマホだけでなく、イベントで活用できる様々な機器類のレンタルも充実しており、最短即日出荷に対応しています。
通話かけ放題のスマホが1日840円からレンタル可能で、通話のみやデータ通信のみのプランもあります。
1日単位、1週間単位、1ヶ月単位など、契約期間の選択肢も豊富なため、法人のニーズに合わせてお得に利用できるでしょう。
さらに、あんしん補償サービスに加入すれば、水没や破損などの故障も補償されるため万が一のときも安心です。
レンタル料金 | 要見積もり |
保守料金 | 全額補償はレンタル料の10%~30% |
Xmobile
- 音声通信もデータ通信もなしのスマホレンタルに対応している
- 用途に応じて最適化されたスマホをレンタルできる
- かけ放題やデータ通信無制限のプランが充実している
Xmobileは、1日単位から1ヶ月単位まで柔軟にレンタルできる法人向けのサービスです。
スマホだけでなく、タブレット、パソコン、Wi-Fiモバイルルーターなども豊富に取り扱っており、料金とサービスのバランスが優れているのが特徴です。
テレワーク用や選挙用などの目的に特化したプランもあるため、企業の様々なニーズに合わせてレンタルできます。
また、通話かけ放題に対応している機種もあるので、電話のみを使用する場合でもお得に利用できるでしょう。
Xmobileの法人向けスマホレンタルサービスは、アプリの動作確認やイベント会場での利用など、通信機能を必要としないシーンでも、低コストでスマホをレンタルできます。
さらに、かけ放題やデータ通信無制限のプランが充実しているため、通信機能が必要な場合でも、企業の用途に合わせて最適なプランを選べます。
レンタル料金 | 110円~/日(機種とプランによって異なる) |
保守料金 | 330円~/月(機種とプランによって異なる) |
Belong
- 検査を徹底した安心のスマホのレンタルができる
- 数千台規模の大量手配も短期間で可能
- 基本の保証がレンタル料金に含まれている
伊藤忠商事グループのBelongは、法人向けスマホレンタルサービス「Belong One レンタルプラン」を提供しています。
同社は、個人向けの中古スマホショップ「にこスマ」も運営しており、個人・法人を問わず中古スマホの買取も行っているため、スマホの流通に強みを持っています。
古い機種であれば、月額550円からスマホをレンタルできるのが特徴です。
これは、同社が中古スマホの販売・買取で培ったノウハウを活かし、適正な価格設定を実現しているためでしょう。
また、Belongでは、数千台規模の大量手配にも短期間で対応可能なので、大規模なイベントや一時的な人員増加への対応に適しています。
さらに、基本の保証がレンタル料金に含まれているため、万が一の故障やトラブルの際にも安心です。
レンタル料金 | 550円~/月(要見積もり) |
保守料金 | レンタル料金に含む |
ReYuu
- 業界最低水準クラスの日額料金でレンタルできる
- 通話とデータ通信の組み合わせを柔軟に選択できる
- 無料で通話かけ放題オプションが付帯している
ReYuuは、スマホなどのモバイル機器のリユースを推進している企業であり、法人向けにレンタルサービスと買取サービスを提供しています。
2018年に開始されたモバイルレンタルサービスでは、古い機種であればガラホで1日99円、スマホで1日110円からという破格の料金設定が特徴です。
保守料金として月額550円が別途かかりますが、それを含めても総合的にリーズナブルに利用できる法人向けレンタルサービスと言えるでしょう。
さらに、通話かけ放題のオプションが無料で提供されるため、通話を主に使用する場合にはトータルコストを抑えることができます。
ReYuuの法人向けスマホレンタルサービスは、業界最安値クラスの日額料金と、通話とデータ通信の組み合わせを自由に選べる柔軟性が大きな強みです。
低価格でありながら、企業のニーズに合わせたプランを構築できるため、コストパフォーマンスに優れたサービスと言えるでしょう。
レンタル料金 | 110円/月~ |
保守料金 | 月額550円/端末 |
法人向けレンタルスマホのよくある質問
スマホを初めてレンタルする際は、不安に感じる方も多いでしょう。
ここでは、法人向けのスマホレンタルサービスに関するよくある質問と回答をまとめましたので参考にしてください。
短期でのレンタルに対応していますか?
短期のレンタルに対応している業者では、最短1日からレンタル可能です。
契約先の業者によっては、1ヶ月くらいからの契約になる場合もあるので注意しましょう。
レンタルする機種は選べますか?
基本的に自由に選択できますが、業者によって取り扱い機種が異なります。
特定の機種を希望する場合は、事前に問い合わせて確認することをおすすめします。
レンタル端末が故障したらどうすれば良いですか?
レンタルしたスマホが故障した際は、原則として代替機が提供されます。
ただし、保証の内容は業者ごとの基本サービスや保守契約によって異なるため、契約前に確認しておくことが重要です。
法人向けのiPhoneはリースで手に入りますか?
現在、iPhoneの法人向けリースサービスは提供されていません。
ただし、レンタルであれば、iPhoneの旧機種から最新機種まで幅広く利用可能です。
レンタル端末をどうやって返却すれば良いですか?
レンタル端末は、宅配便での返送または店頭での返却が一般的です。
例えば、ソフトバンクのスマホレンタルサービスでは、返却キットが付属しており、同梱の着払い伝票を使用して簡単に返送できます。
レンタルしたスマホを期間中に機種変更できますか?
機種変更の可否は業者によって異なりますが、特別な事情がない限り変更できないのが一般的です。
例えば、iPhone 8からiPhone 13へのアップグレードなどは対応してもらえないことが多いでしょう。
ただし、業者の裁量による部分もあるため、問い合わせてみる価値はあります。
個人事業主でも法人向けのスマホレンタルができますか?
個人事業主でも、法人向けのスマホレンタルサービスを利用できる場合があります。
ただし、業者によって対応が異なるため、問い合わせて確認することをおすすめします。
事業主用の1台のみでも、イベント用の数十台でも、契約できる可能性があります。
まとめ
ビジネス目的でスマホを利用する際、短期的な利用であればレンタルサービスを活用することでコストパフォーマンスを高められます。
ビジネスフォンとして長期的に使用する場合は購入も魅力的な選択肢ですが、一時的な利用ではレンタルの方が柔軟に対応できるでしょう。
レンタルサービスの大きな魅力は、最短即日での受け取りが可能で、1日からの利用が可能な点です。
用途に合わせて機種やプランを選択することで、便利かつ費用を抑えられるというメリットがあります。
三大キャリアの法人向けサービスだけでなく、幅広くサービス提供業者を比較し、自社のニーズに最適なソリューションを選ぶことが重要です。
短期レンタルに特化した事業者や、中古スマホの再利用に力を入れている事業者など、様々な選択肢を検討してみましょう。