皆さん、こんにちは。
携帯電話&WiFiレンタルのププルです(*^_^*)
ここ数年で様々なスマートグラスが発表されていますが、「スマートグラス」の多機能・軽量・フレキシブルな面を見るたびに、スマホにとって変わる日も近いのではと思い、今回はスマホならぬスマグラについて紐解いてみたいと思います。
目次
様々な機能を持つスマートグラス
「スマートグラス」の第一の意味はメガネであることです。プラスして、ユーザーへ様々な情報を提示することができます。
スマートグラスの利点は、ユーザーが情報を見ようとした際に目を離す必要がないことです。この点では、「スマートグラス」は主にヘッドマウント型の「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」と同義といえます。
有名なスマートグラスには、Google GlassやEPSON Moverioなどがあります。
スマートグラスは、メガネ型の透明ディスプレイへ情報の提示を行いますが、透明なスクリーンに情報を表示するのみに留まり、拡張現実(AR)機能はなく、「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」と同じような機能になります。
スマートグラスとARグラスの違いとは
スマートグラスとほぼ同義になりつつある「ARグラス」ですが、ARグラスは単純なヘッドマウント型のHUDよりも更に進んだものになります。一番の機能は“拡張現実”のディスプレイであることです。ARは、デジタル情報がリアルタイムで提示されます。
したがって、スマートグラスがディスプレイにただ情報を表示しているだけではARグラスとは呼べません。なぜなら、リアルタイムに提示するためにはARグラスがユーザーの周りの環境を理解し、その環境に最適なデジタル情報を表示させる必要があるからです。
ARヘッドセットは単純に情報を提示するだけでなく、環境を認識し、それに応じてリアルタイムで最も必要な情報や空間をユーザーに与えることができる拡張現実(AR)機能を持っています。
新モデルも開発した 「Google Glass」
Google Glass(グーグル グラス)は、GoogleがProject Glassという研究開発プロジェクトで開発しているヘッドマウントディスプレイ(HMD)方式の拡張現実ウェアラブルコンピュータです。手に持つことなく、どこでもどんな時でもインターネットとコンピュータにアクセス可能なスマートグラスとなっており、スマートフォンのような形式でハンズフリーに情報を表示し、音声コマンドでインターネットを使用することができるようになっています。
OSはGoogleのAndroidを使用しています。現在、Googleは大手サングラスメーカーのレイバンやワービー・パーカーといった企業との提携やユーザーが試せるような小売店の開設を模索しています。
2019年5月に米Googleは、メガネ型ウェアラブル端末の新たな企業向けモデル「Glass Enterprise Edition 2」を発表したが、コンシューマー向けではなくパートナー企業向けでの展開にとどまっています。
Androidスマホ直結モデル 「EPSON MOVERIO」
エプソンのコンシュマー向け高性能スマートグラスです。眼鏡のようにかけるだけで目の前に大画面が現われる「スマートグラスタイプ」は、使いたいときにサッと取り出して気軽に使えます。周りの状況を確認しながら映像が楽しめるのも大きな特徴で、Wi-Fi対応モデルなので、インターネットに繋げば単体でさまざまな動画コンテンツを楽しむことができます。
画質を左右するパネルには高輝度・高コントラストの「シリコンOLED」を採用しているため、美しい映像でゲームや動画を楽しみたい方にも最適。高性能なヘッドマウントディスプレイにも関わらず、本体の重さはわずか69gと超軽量なのも嬉しいポイントです。シースルータイプで周囲が見えるので安心、高コントラストで屋外でも美しい映像を楽しめます。
ビジネスに対応 「HoloLens 2」
マイクロソフトが開発した「HoloLens 2」のMixed Realityは、ビジネスに携わる人々がより効果的に学び、意思疎通を図り、共同作業する上で有用なアプリケーションやソリューションをHoloLensへと組み込むことで生まれました。マイクロソフトのハードウェア設計、人工知能 (AI)、および Mixed Realityの技術が詰まった企業向けグラスになっています。
超小型MRグラス 「Nreal light」
nreal(エンリアル)が開発した「Nreal light」は、拡張現実(AR)をメガネ越しに透かして現実世界と融合させる複合現実(MR)を実現するグラスです。
Nreal lightは、普通のサングラスにしか見えない折り畳み型の小型MRグラスで、前面からは普通のメガネですが、裏から見るとコードが付いていることが確認できます。
この超小型MRグラスでは、本体に搭載された3基のカメラによって空間認識を行います。また、ユーザーが動き回った場合でも現実とVR空間を連結する「6DoF」でのトラッキングが可能となっています。今後の日本での展開については、KDDIがnrealとパートナーシップを結んでおり、日本語公式サイトも先日オープンしました。
現在開発中の気になるVRグラス
Intelが開発断念した「Vaunt」をNorth社が特許購入
カナダのスタートアップNorthが、開発中止となったインテルのスマートグラス「Vaunt」関連の特許を購入。Northは、既にスマートグラス開発にも取り組んでおり、2018年10月にはスマートグラス「Focals」を発表済み。一方、インテルは小型で軽量のARグラスとして「Vaunt」を開発していましたが、2018年4月に開発中止が報じられていました。
Northが開発を進める「Focals」は、ARを活用したスマートグラスで、スマートフォンとBluetooth接続をして使用。レンズ部分にはプロジェクターが内蔵されており、スマートフォンの通知確認や、天気や時間のチェックなどが行えます。今回の特許購入により「Focals」の製品版は、より「Vaunt」に近い仕様になるのではと推測されています。
フェイスブックが開発中 「Orion(オリオン)」
米フェイスブックがRay-Banブランドを持つ伊LuxotticaとARメガネを開発していると、米CNBCが9月17日(現地時間)に詳しい情報筋の話として報じています。このプロジェクトは「Orion」と呼ばれ、約2年前にスタート。新たにRay-Banと協力することで、消費者向け製品を2023年から2025年に発売予定という。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは2016年のF8でも既にARメガネ構想を発表しており、通話やチャット、情報表示などが可能なスマートフォンに代わるデバイスを目指しているとスピーチしています。
アップルでも!!
アップルが開発しているARグラスでは、現実の精密な3Dモデル生成のための高度なセンサーを備えているとの情報が入っています。真相のほどは定かではありませんが、RGB深度センサー(RGB-Dセンサー)を採用することで、現実世界の精緻な3Dモデルを生成する機能を持つようです。
どのくらいの機能を持たせるのか、第一世代の発売が待ち遠しいアップルグラスですが、発売は2020年ではないかと予想される情報も出始めています。楽しみに公式インフォメーションを待ちましょう!!
近未来スマートグラスの世界
スマートグラス全盛の到来がすぐそこまで来ていますが、スマートウォッチやスマートフォンなど現在広く使われているデバイスが徐々に切り替わっていくことが予想されますね。
スマートグラスは、センサーやデバイスが小型化していく中で、大きなポテンシャルを持っており各社様々な叡智が注がれている分野です。メガネならではの見た目とかけ心地を追求すれば幅広い年齢層やシーンで利用され、ニーズを的確に満たせればスマートフォン同様に、またはそれ以上のデバイスとして広がっていくでしょう。今後もスマートグラスの発展は、見逃せません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、様々な機能を持つスマートグラスや現在開発中の高機能ARグラスをご紹介しました。開発著しいこの分野ですが、本格的に導入されれば一気に広がりを見せるのではないかと思います。
ププルではこれからも様々な情報をお届けします。
コメント