スマホはパソコンと同等にセキュリティ対策が必要な機器です。
スマホのセキュリティ対策が必要とは知っていても、何をしたら良いかわからない人もいるでしょう。
この記事ではスマホのセキュリティ対策を基本から具体的に説明します。
セキュリティを高めたいと思ったときの応用的な対策まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
スマホで必要なセキュリティ対策とは
スマホを安全に利用するためには、個人情報保護のためのセキュリティ対策が必要です。
氏名、電話番号、メールアドレスだけでなく、クレジットカードの情報などもスマホに入っているでしょう。
iDなどの決済サービスを利用していると、盗難に遭ったときに支払いに使われてしまうリスクもあります。
スマホは貴重な情報が集約されているので、以下のようなセキュリティ対策をして漏えいリスクを下げることが大切です。
- なりすまし対策
- フィッシング対策
- マルウェア対策
- 不正アプリ対策
- 盗難・紛失対策
スマホのセキュリティ対策9選
スマホのセキュリティ対策として具体的に何をしたら良いのでしょうか。
ここでは、基礎から応用まで幅広くセキュリティ対策の方法を具体的に紹介します。
ロック画面の強固な設定をする
スマホのロック画面の設定では、自分以外はアクセスできないようにしましょう。
パスコードだけでなく、顔認証などの生体認証も登録して強固な設定にすることでセキュリティが高まります。
2段階認証を使用する
重要なアプリは、2段階認証を設定してセキュリティ対策をしましょう。
App StoreやGoogle Playの支払い、銀行やクレジットカードなどのアプリに2段階認証を設定することで、パスワードが漏えいしても不正利用されないように対策できます。
パスワードの使い回しをしない
同じパスワードを複数のサービスで使い回さないことは重要です。
一つのパスワードが漏えいしただけで、あらゆるサービスを不正利用されるリスクがあるからです。
氏名や生年月日などから想像しやすいパスワードも避けてリスクを減らしましょう。
OSやアプリのバージョンを最新にする
スマホのOSやアプリは、常に最新のバージョンにするとセキュリティ対策になります。
スマホの乗っ取りは、OSやアプリのセキュリティの脆弱性を突いているケースがあるからです。
リバースエンジニアリングによって情報が筒抜けになるリスクもあるので、アップデートは頻繁におこないましょう。
ルーターのファームウェアも最新にしてセキュリティリスクを減らすことが大切です。
公共Wi-Fiでの利用に注意する
スマホで使用するWi-Fiは、できる限りセキュリティの高い
サービスを利用することが重要です。
公共Wi-Fiでは通信の傍受をしやすい環境があります。
公共Wi-Fiのなりすましによる情報漏えいが起きた事例もあるので、接続する時点で気を付けましょう。
公共Wi-Fiではセキュリティを重視してSSL/TLSの設定されている「https」で始まるサイトの閲覧だけに留めておくことも大切です。
アプリの利用規約や評価をチェックする
不正アプリ対策においては、アプリの利用規約や評価を確認するのが効果的です。
利用規約やプライバシーポリシーにはユーザー情報の取得や利用について記載されています。
面倒と感じるかもしれませんが、アプリを安全に利用できるかどうかがわかるのでよく読みましょう。
アプリの評価をチェックすると、不正行為があったかどうかもよくわかります。
紛失・盗難時の対策をする
スマホの紛失・盗難対策としてGPSで探せるサービスを入れておくと良いでしょう。
落としただけならすぐに見つけられる可能性があります。
それでも見つからないときには悪用されている可能性があるので、各種サービスの利用を停止するのが適切な対策です。
セキュリティサービスを導入する
スマホのマルウェア対策やフィッシング対策には、キャリアのセキュリティサービスやセキュリティアプリの導入が効果的です。
メールのフィルタリングなどの対策を最新情報に基づいて自動でおこなえるので、安全のために入れておきましょう。
【企業】BYODを避ける
企業の業務でスマホを使用するときには、BYOD(Bring Your Own Device)を避けましょう。
個人のスマホを業務に使用させたことが原因で、業務中に個人情報が漏えいするリスクがあります。
また、プライベートで利用しているときに、企業の機密情報が漏えいする場合もあるので危険な状況と言えます。
業務でスマホが必要な場合には、セキュリティ対策を十分に整えたスマホを貸与するのが安全です。
まとめ
スマホのセキュリティ対策は、個人情報の漏えいを防ぐことが最も重要です。
スマホ自体に自分以外はアクセスできないように対策し、脆弱性を突かれることがないようにセキュリティを整えましょう。
企業では個人のスマホを使用せずに、ビジネス向けのスマホを貸与するのがおすすめです。
一時的な利用であればレンタルで簡単に手配できるので、イベントスタッフにスマホを持たせるときなどにはレンタルスマホの活用も検討しましょう。
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