【実機検証】iPad Pro2018(第3世代) vs iPad Pro2020(第4世代)

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皆さん、こんにちは。
携帯電話&WiFiレンタルのププルです(*^_^*)

iPadシリーズの中でも最もグレードの高いiPad Proはノートパソコンに匹敵するほどの性能を持ち、ARのような最新技術もサポートされている機種になります。

この記事では、iPad Proの第3世代から第4世代でどのように進化したのかについて「機種の性能の比較表」や「実際のカメラの撮影画像」を用いて分かりやすく徹底解説していきます。

ハイスピードな処理能力と高機能カメラを持つ第3世代の2018年モデル、そこに超広角レンズとLiDAR(ライダー)センサーなども搭載された第4世代となる2020年モデル。

この記事を読むだけで、性能の違いから各デバイスの特徴が全て理解することができますので、ぜひ最後までご覧ください。

iPad Pro2018モデル(第3世代)の性能

iPad Pro 2018年モデル

iPad Pro 2018 (第3世代)
サイズ 11インチ:247.6 × 178.5 × 5.9 mm
12.9インチ:280.6 × 214.9 × 5.9 mm
解像度 11インチ:2,388 x 1,668ピクセル(264ppi)
12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル(264ppi)
カメラ 広角カメラ:12MP、ƒ/1.8絞り値
2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム、5枚構成のレンズ(広角)、クアッドLED True Toneフラッシュ、パノラマ(最大63MP)
ビデオ 4Kビデオ撮影(広角:24fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
クアッドLED True Toneフラッシュ
1080pスローモーションビデオ(広角:120fpsまたは240fps)に対応

iPad Pro 2018年(第3世代)モデルは、A12 Bionicの強化バージョンとなるA12X Bionicプロセッサが搭載され、USB Type-C(USB-C)が採用されているモデルになります。ベゼルレスデザインを採用することですっきりとしたスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

また、Apple Pencilとの併用で、インスタントメモ機能や手書き描画が可能になります。ヘッドフォンジャックとLightningコネクタが廃止されているため、ヘッドフォンで音楽を聴く場合にはAirPodsなどのワイヤレスイヤホンを使うことになります。

また、Magic Keyboardを使えばトラックパッドを搭載したキーボードとして、ほぼノートパソコンの様な形で使うことができます。

従来通り処理性能、ペンシルの操作性、ディスプレイ性能などは、一般的なノートPCよりも使い勝手がよく、今までPCでは直感的に操作できなかったアプリや用途にも対応することができます。

iPad Pro2020モデル(第4世代)の性能

iPad Pro 2020年モデル

iPad Pro 2020 (第4世代)
サイズ 11インチ:247.6 × 178.5 × 5.9 mm
12.9インチ:280.6 × 214.9 × 5.9 mm
解像度 11インチ:2,388 x 1,668ピクセル(264ppi)
12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル(264ppi)
カメラ 広角カメラ:12MP、ƒ/1.8絞り値
超広角カメラ:10MP、ƒ/2.4絞り値、125°視野角
2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム、5枚構成のレンズ(広角と超広角)、より明るいTrue Toneフラッシュ、パノラマ(最大63MP)
ビデオ 4Kビデオ撮影(広角:24fps、30fpsまたは60fps、超広角:60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
より明るいTrue Toneフラッシュ
1080pスローモーションビデオ(広角:120fpsまたは240fps、超広角:240fps)に対応

iPad Pro 2020年(第4世代)モデルは、よりノートパソコンに近づき、更にはノートパソコンを超えるフレキシブルな機能を持ったタブレットとなりました。

プロセッサーは2018年モデルのA12Xから、A12Z Bionicへと進化しています。2018年モデルから、ヘッドフォンジャックとLightningコネクタが廃止され、USB Type-C(USB-C)が採用されています。

また、Apple Pencilとの併用で、インスタントメモ機能や手書き描画が可能になります。

iPad Pro 2020モデルでは、画面縁の狭いベゼルレスデザインを引き続き採用し、Face IDによる顔認証機能が利用できます。

背面カメラでは、シングルレンズからデュアルレンズへとアップデートされ広角と超広角カメラ撮影を実現しました。また、深度検出能力を備えたLiDARスキャナも搭載されています。

LiDARスキャナを利用して計測アプリで測定、とても速いです!!

超広角レンズとアップル製品として初めてLiDARスキャナを搭載されたiPad Pro 2020年モデル

新しく搭載されたLiDAR(ライダー)スキャナでは、AR(拡張現実)アプリがシームレスになるだけではなく、「計測」アプリがより使いやすく正確に、人体のサイズや動きの認識もより精度が増すという新しいテクノロジーになります。

アプリでは、身体機能評価ツール「Complete Anatomy」、家具配置アプリ「IKEA Place」、ARアドベンチャーゲーム「Hot Lava」、モバイルCADアプリ「Shapr:3DモデリングCAD」や3Dスキャナアプリ「3d Scanner App」などでLiDARスキャナが活用されています。

3d Scanner Appでは、小さなアイテムだけでなく住宅や路面を計測、3DモデルのAR表示も可能

LiDARスキャナとは:

Light Detection and Rangingの略で、「ライダー」と読みます。
このセンサーから赤外領域のレーザー光線を照射し、そのレーザーが物体に当たってから跳ね返ってくるまでの時間を測定することで、物体までの距離や大きさを特定することができる技術です。これにより、深度情報が読み取れるようになりARアプリなどの空間認識能力がアップします。

また、Magic Keyboardを使えばトラックパッドを搭載したキーボードとして、ほぼノートパソコンの様な形で使うことができます。

iPad Pro2018(第3世代) × iPad Pro2020(第4世代) スペックを徹底比較!

iPad Pro2018(第3世代) vs iPad Pro2020(第4世代) CPU性能の比較

iPhone11 ProとiPad ProのCPU性能を「Geekbench 5」で測定しました。

GeekbenchはCPU性能に特化したベンチマークアプリです。スマホCPUの純粋な性能を測るのに適した指標となる為、参考にしてください。

2019年9月にリリースされたGeekbench 5を今回使用しています。Geekbench 5では、intel core i3-8100を1000点として評価を行います。

比較デバイスは、iPad Pro2018(第3世代)と、iPad Pro2020(第4世代)となります。

iPad Pro2018(第3世代) iPad Pro2020(第4世代)
シングルコア 1130 1121
マルチコア 4037 4284

Geekbench 5 「iPad Pro2018(第3世代) vs iPad Pro2020(第4世代) スペック」

どちらも標準アベレージを上回る数値で、特にシングルコアの数値が高いですね。

iPad Pro2018(第3世代) vs iPad Pro2020(第4世代) 性能の比較表

以下は、iPad Pro2018(第3世代)とiPad Pro2020(第4世代)の性能の比較表になります。

iPad Pro2018(第3世代) iPad Pro2020(第4世代)
プロセッサ A12X Bionic
Neural Engine
M12コプロセッサ
A12Z Bionic
Neural Engine
M12コプロセッサ
サイズ 11インチ:247.6 × 178.5 × 5.9 mm
12.9インチ:280.6 × 214.9 × 5.9 mm
11インチ:247.6 × 178.5 × 5.9 mm
12.9インチ:280.6 × 214.9 × 5.9 mm
重さ 11インチ:Wi-Fiモデル:468g / Wi-Fi + Cellularモデル:468g
12.9インチ:Wi-Fiモデル:631g / Wi-Fi + Cellularモデル:633g
11インチ:Wi-Fiモデル:468g / Wi-Fi + Cellularモデル:468g
12.9インチ:Wi-Fiモデル:631g / Wi-Fi + Cellularモデル:633g
ディスプレイ 11インチ:2,388 x 1,668ピクセル(264ppi)
12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル(264ppi)
11インチ:2,388 x 1,668ピクセル(264ppi)
12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル(264ppi)
カメラ 広角:12MP、ƒ/1.8絞り値
アウトカメラ:約1,200万画素
インカメラ:約700万画素
広角:12MP、ƒ/1.8絞り値、超広角:10M、f/2.4、視野角125°
アウトカメラ:約1,200万画素
インカメラ:約700万画素
ビデオ 4Kビデオ撮影(広角:24fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)
4Kビデオ撮影(広角:24fps、30fpsまたは60fps、超広角:60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)

カメラ性能比較

iPad Pro 2018 Pro vs iPad Pro 2020 カメラ比較

左側がiPad Pro 2018 Pro、右側はiPad Pro 2020 Proでの撮影写真です、違いはいかがでしょうか?

iPad Pro 2020の方がとても明るく、温かみのある柔らかい風合いで撮れています。
レースのディテールも綺麗です。

iPad Pro 2018光学ズーム vs iPad Pro 2020 超広角&広角カメラ

続いては、iPad Pro 2018光学ズームとiPad Pro 2020 超広角と広角カメラを見ていきます。色味や画角補正はしておりません。

iPad Pro 2018
iPad Pro 2020

2018年モデルと2020年モデルを比較すると、スムーズに明るく撮影できようアップデートされています。

また、2018年モデルは寒色系、2020年モデルは色味が少し暖色系に寄っているように感じられました。どちらも操作性はよく、使いやすさの部分では大きくは変わりません。

カメラの画面上では、2018年モデルは左端にズームスクロールがついており1〜5倍までを選択可能。2020年モデルでは、0.5〜5倍ズームまでを選ぶことができます。これは超広角レンズ搭載の違いになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
やはり大きな違いは、超広角レンズとLiDARスキャナが搭載されたことに尽きると思います。特にLiDARスキャナが搭載されることで3Dデータの計測やAR技術の応用が可能になり、様々なアプリが開発されています。テクノロジーの進化と努力が垣間見えるiPad Proは、これからをリードするモデルとして目が離せません。

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